インフルエンザワクチンは、5ヶ月もつため、10月に接種してOKです。
11月まで待ってから接種する必要はありません。
ワクチン接種の予防効果の継続期間は5か月
現在のインフルエンザワクチンの予防効果は、2週間から5か月程度です。
10月上旬に接種すると、3月上旬くらいまでは免疫の維持が期待できます。
現在のインフルエンザワクチンの発症予防効果は、接種後2週間から5か月程度と考えられます
予防接種ガイドライン2018 (予防接種ガイドライン等検討委員会)
インフルエンザワクチンの接種回数
年齢 | 接種回数 |
生後6か月 – 3歳 | 1回 |
3歳 – 13歳未満 | 2回 |
13歳以上 | 1回 |
大人は1回の接種で十分
ワクチンの添付文書には、『13歳以上は1回または2回』と記載があります。しかし、13歳以上は1回接種でも免疫は十分との研究報告があります。
基礎疾患があるなど、医学的な理由により、医師が2回接種を必要と判断した場合は、13歳以上でも、2回接種することがあります。
インフルエンザワクチン0.5mL の1回接種で、2回接種と同等の抗体価の上昇が得られる
平成30年度インフルエンザQ&A(厚生労働省)
小学生は2回打つ
3歳未満は1回接種。3歳~13歳は2回接種。13歳以上は1回接種です。
年齢とワクチン接種量の関係は下記の通りです。
- 生後6か月-3歳では、インフルエンザワクチン0.25mLを1回
- 3歳-13歳では、インフルエンザワクチン0.25mLを2回
- 13歳以上では、インフルエンザワクチン0.5mLを1回
ただし、医師が必要と認めた場合は、13歳以上でも2回接種します。
小学生は、インフルエンザワクチンを2回打つというイメージです。
免疫が高まる2回目の打ち方は、4週間後に打つこと
インフルエンザ予防接種の2回目のタイミングは、1回目からの間隔は4週間後がベストと言われています。
インフルエンザ予防接種は、10月2週目頃から接種が開始されます。
1回目は10月下旬から11月上旬に打つ事が多いです。
大人はそもそも1回の接種で十分と言われていますが、基礎疾患があったり、高校受験・大学受験などで免疫を高めたい場合、2回目の接種を検討したりします。
2回のワクチン接種間隔を1週間から4週間の4群に分けて、インフルエンザ様疾患による学級閉鎖率を調べると、4週間隔の群が最も閉鎖率が少なかった
日本医事新報 3158 : 43, 1984
接種間隔はだいたい2~4週間後が目安(2回目を打つ場合)
- 6ヵ月~13歳未満は、2~4週間後に2回目を接種
- 13歳以上は、1~4週間後に2回目を接種
- 4週間後に打つのが最も免疫がつく
米国など、海外では2回目は4週間以上の接種間隔を設けている国もあります。
ですので、必ずしも4週間後ピッタリにこだわる必要はありません。