ミノキシジルタブレット(=ミノタブ)の内服は、AGAでの発毛効果が高い治療のひとつです。
もともとは高血圧の薬(製品名:ロニテン Loniten)として海外で発売されましたが、発毛効果が広く知られ、今では AGA・抜け毛の治療薬として使われています。
ミノキシジルの飲み薬は、効果も高いですが、副作用も強いため、慎重に内服する必要があります。
ミノキシジル内服の飲み方
- 男性の場合 毎日 ミノキシジル 5mg 内服
- 女性の場合 毎日 ミノキシジル 2.5 mg 内服
男性は、5mg を内服した方が効果が高いです。
しかし、副作用が強い場合は、男性でも 2.5mg あるいは 1.25mg に減量します。
女性の場合、妊娠中・授乳中の方は飲めません。
ミノキシジル内服の副作用
- 初期脱毛: はじめの 1-3 ヶ月
- 全身の毛が濃くなる
- 低血圧
- 頭痛
- 動悸
- 心不全
- 体重増加
- 皮膚湿疹・アレルギー
初期脱毛は、内服してから1ヶ月頃より出現し、3ヶ月程度継続します(個人差はあります)。
初期脱毛の期間が終わってから、髪の毛を含めた全身の毛が生えます。
また、ミノキシジルは、元々 血圧の薬として発売されていたので、主な作用は血管を広げて血圧を下げるものです。
ですので、主な副作用に低血圧があります。
ミノキシジルは、髪の毛の治療としては、1日 2.5 – 5mg が推奨されています。
しかし、海外では、ミノキシジルは血圧を下げる薬(製品名:ロニテン Loniten)として、最大 1日 100mg まで内服することはあります。
つまり、1日 5mg の量であれば大きな副作用が出ることは少ないです。
ミノキシジル内服の最大量 1日 100mg
- ロニテンの成人量は、1日 5 – 40mg.
The usual adult dosage range of Loniten is between 5 mg and 40 mg per day.- 最大量は、1日 100mg.
The maximum recommended dosage is 100 mg per day.
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ミノキシジルは血圧を下げる薬│ロニテン│アメリカ
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ミノキシジルは、元々は『ロニテン(Loniten)』の名称で、高血圧の薬として発売されていました。
ロニテンは、世界最大手の製薬メーカーであるファイザーの製品です。
高血圧治療目的に、ミノキシジルを内服するときは、5 – 100mg を内服します。
ですので、一般的には、5mg 程度であれば、安全にミノキシジルを内服することができます。
ミノキシジル内服をやめると毛が抜ける
ミノキシジル内服中止後、半年以内で髪が抜ける
生えた毛は永久的なものではなく、ロニテン(ミノキシジル)を中止してから1~6か月以内に抜けます.
The extra hair is not permanent, it disappears within 1 to 6 months of stopping LONITEN.
定期検査│ミノキシジルを安全に飲むために
ミノキシジルを安全に飲み続けるには、心臓などの臓器のチェックが必要です。
内服を継続していると、自覚症状なく、心臓などの臓器が傷んでいることがあるからです。
注射でも髪が生えなければ植毛
AGAの注射(ダーマペンによる薬剤の浸透)を行っても、髪の毛が生えない場合は、毛根が壊死した状態ですので、髪が生えることはありません。
この場合は、植毛の適応となります。
植毛が必要な場合は、植毛を得意とする医療機関をご案内しています。