注射の種類│リジュランアイ・スネコス・プロファイロ

美容医療の注射には、リジュラン・スネコス・プロファイロ、があります。

さらに、ジュベルックというコラーゲン注射も韓国から輸入されています。

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リジュランは、肌の浅い層の小じわに向いています。

スネコスは、深いシワの改善（首・目の下）に向いています。

プロファイロは、顔全体にハリ感・ツヤ感を出すことに向いています。

ジュベルックは、毛穴・ニキビ痕の治療に向いています。

他にもいろいろな目的で注射治療が行われています。

• 鼻の横（鼻翼）の凹み　→　貴族注射
• ほうれい線　　　　　　→　ヒアルロン酸
• おでこを丸くしたい　　→　ヒアルロン酸
• こめかみの凹み　　　　→　ヒアルロン酸
• 眉間（みけん）シワ　　→　ボトックス
• 目尻のシワ　　　　　　→　ボトックス
• おでこのシワ　　　　　→　ボトックス

リジュラン・アイ│浅い小じわ注射

リジュラン注射（＝高濃度サーモン注射）は、サーモンから抽出された有効成分『ポリヌクレオチド』を注射する美肌治療です。

目周り（特に目の下）の細かい小じわを治す目的で注射します。

スネコス│深いシワ注射

スネコスは、ヒアルロン酸とアミノ酸が混合された薬剤です。

シンプルな構成で、アレルギーや血管閉塞のリスクが少ないのに、深いシワを改善する効果が高い、『いいとこ取りの注射』です。

スネコスは、イタリアで開発され、国際特許を取得しています。

スネコスに入っている６種類のアミノ酸

• グリシン
• L-プロリン
• L-リジン
• L-アラニン
• L-バリン
• L-ロイシン

スネコスの種類

• 低分子ヒアルロン酸が主（スネコス200）→ シワ・小じわの改善
• 高分子ヒアルロン酸が主（スネコス1200） → ゴルゴ線・頬のコケを改善

スネコスとジャルプロの違い

スネコスと似た製剤に、『ジャルプロ』があります。

ジャルプロも、スネコスと同様に、非架橋ヒアルロン酸とアミノ酸が混ざった製剤です。

形をつくる即効性はヒアルロン酸成分が担当して、その後、製剤に配合されているアミノ酸によって自分の組織がゆっくり増えていきます。

プロファイロ│肌全体にハリを出す注射

プロファイロは、２種類のヒアルロン酸（低分子・高分子）が混合された薬剤です。

プロファイロの成分（低分子と高分子のヒアルロン酸）が、肌にある細胞と細胞の間を埋めることで、肌にハリを出すことができます。

プロファイロは新しい薬剤と思われがちですが、2017年までに43カ国で承認され、15万件の注射実績のある薬剤です。

プロファイロは、主に顔に注射しますが、首・腕・手の甲、にも注射適応があります。

プロファイロは、ダウンタイムも数日と少ない注射です。

プロファイロは、２回行うと特に満足度が高い注射です。

有効成分の比較│リジュラン vs スネコス vs プロファイロ

• リジュラン　　→　ポリヌクレオチド
• スネコス　　　→　ヒアルロン酸（非架橋）＋６種類のアミノ酸
• プロファイロ　→　ヒアルロン酸（低分子 & 高分子）
• ジュベルック　→　ヒアルロン酸 + PDLLA（コラーゲンを増やす）

ダウンタイム（DT）比較│いずれも３日以内

• リジュラン　　→　DT ３日間
• スネコス　　　→　DT ２日感
• プロファイロ　→　DT 数日間

推奨される注射回数

• リジュラン　　→　２－４週ごと、合計４－５回
• スネコス　　　→　２－４週ごと、合計４－５回
• プロファイロ　→　４週間あけて、合計２回
• ジュベルック　→　２－４週ごと、合計４－５回

副作用が少ない理由

• リジュラン　　→　サーモンDNAが主成分であり、生体適合性が高いため
• スネコス　　　→　シンプルな構成のため、副作用が少ない
• プロファイロ　→　粘稠度が低いため、副作用が少ない

架橋型ヒアルロン酸からは６ヶ月空ける

プチ整形などで使われるヒアルロン酸が入っている場合、スネコス・プロファイロなどの非架橋ヒアルロン酸を同部位に注入する際には、６ヶ月経過することが望ましいとされています。

組織にボリュームを出して整形に使われる架橋型ヒアルロン酸（いわゆるヒアルロン酸）と言います。

非架橋がスネコス、プロファイロです。