インフルエンザ予防薬の効果 -ワクチンが打てなかった方のために-

インフルエンザワクチンは、毎年、全国的に在庫が若干少ないのが実情です。

3歳から13歳は2回接種しますので、在庫がなくなるスピードも倍になります。

中には打てなかった人も出てきます。

ですので、場合によっては、『インフルエンザ予防薬の使用』を検討しても良いかもしれません。

 

インフルワクチンの在庫は全国にどのくらい?

日本人の人口1.2憶人に対して、2020年のインフルエンザワクチンは、6650万人分が生産される見込みです。

3歳から13歳までは2回打ちますので、人口の半分弱~3分の1くらいの方が打てる見込みとなります。

2020/21シーズン向けのインフルエンザワクチンは、4価ワクチンに変更された平成27年以降で最大約6,650万人分を確保できる見込み

厚生労働省HP より抜粋

 

インフルエンザの予防薬は自費診療

予防薬の処方に保険診療はできません

当院では、タミフルとイナビルがあります
  • タミフルは、飲み薬
  • イナビルは、吸入薬

タミフルカプセルとイナビル吸入薬を、自費診療にて処方しています。

タミフル は、10カプセル 3500円(税込み)です。

 

*予防量:タミフル1回1カプセルを 10日間内服

 

 

イナビル吸入薬は、1回吸入すれば予防効果を発揮します。

ただし、イナビル吸入薬は自分で吸えない赤ちゃんには投与できません・・・

 

 

タミフルで予防する時

10日間 飲みます

37.5kg以上の方が対象です

 

イナビルで予防する時

37.5kg未満の小児はイナビル吸入

自分で吸えない小児は難しいです・・・

 

 

 

タミフルの箱にも記載ありインフル予防は自費診療

“予防目的で使用した場合は、保険給付はされません”

 

 

 

インフルエンザの治療は保険診療

インフルと診断がつけば通常どおり保険診療です

  • インフル治療は、保険診療
  • インフル予防は、自費診療

インフルエンザと診断されれば、通常どおりの保険診療で治療薬が処方されます。

インフルエンザの診断はつかないけれども、インフルエンザの予防する必要がある場合は、自費診療となります(申し訳ございません・・・)。

 

インフルエンザを疑う症状はコロナと見分けがつかない

とにかく高熱が重要です

マスクを着用の上、ご来院ください

  • 高熱
  • 関節痛
  • ノドの痛み

 

インフルエンザになったかな?という方は診察させて頂き、インフルエンザ迅速検査、処方(タミフル・リレンザ・イナビル・ゾフルーザ)、場合によっては診断書の発行などを致します。