咽頭結膜熱(プール熱)

咽頭結膜熱(プール熱)は、夏(6-7月)の病気です。

しかし、冬に発症する場合もあります。

 

『咽頭結膜熱』は、”プール熱” の別名

咽頭結膜熱(いんとう けつまく ねつ)と読みます

高熱が出て、目が真っ赤になります

ノドも痛くなります

  • プール熱=咽頭結膜熱
  • アデノウィルスの感染症です
  • アデノウィルス検査で、すぐ結果がわかります

咽頭結膜熱(プール熱)の診断がついたら、感染が広がらないように予防が大切です。

うがい、手洗いを確実にしましょう。

 

プール熱の3大症状

しばしば体温40度になることも

  • 高熱
  • ノドの痛み
  • 結膜炎(目の充血・めやに)

高熱でツラい病気です。

冬に発症すると、高熱のためインフルエンザと区別する事が必要です。

冬に高熱が出て、「あれ、インフルエンザかな?」と思った時に、目が真っ赤になったら、プール熱も疑って早めに受診しましょう。

 

プール熱の原因は、アデノウィルス

アデノウィルスは、ノドから検体を採取します

アデノウィルスは、ノドを綿棒で少しこすって検査をします。

感染力が非常に強いです。

 

プール熱の診断は、ノドからウィルスチェック

10分程度で検査結果が出ます

  • アデノウィルスは、ノドからウィルスチェック
  • インフルエンザは、鼻からウィルスチェック

どちらも5-10分程度で検査結果がわかります。

 

アデノウィルスは感染力が強い

これ以上、感染を拡大しないようにしましょう

  • うがい、手洗いが大切です
  • 同じタオルを使う事を避けましょう

さらなる感染拡大を予防していく心遣いが大切です。

 

プール熱は、夏の病気

でも、冬にも発症します

冬のプール熱は、インフルと紛らわしい

  • 高熱が出て、目が真っ赤になったら、アデノウィルス(咽頭結膜熱=プール熱)かも?

あれ?っと思ったら、まず疑う事が大切かと思います。

 

プール熱の治療

基本的には対症療法です

  • 解熱鎮痛剤
  • 目薬
  • 補液

根本的な治療はありませんし、ウィルスをやっつける治療もありません。

基本的には自然と回復を待つしかありませんが、脱水を避けるために水分をこまめに摂取する事が大切です。

冬に高熱が出て、「あれ、インフルエンザかな?」と思った時に、目が真っ赤になったら、プール熱も疑って早めに受診しましょう。