予防接種を予約している時や、在庫が少ない時に、タイミング悪くカゼをひいてしまう時もあると思います。
ワクチン接種において、カゼの時でも、軽度なら打って良いです。しっかりカゼひいたときでも、1週間経てば打って良いです。
『軽度のカゼ』目安は医師によって異なりますが、基準は大体似ています。
結論:体温37.5度以上なら、打つのは控える
37.5度以上は、明らかに発熱していますので、予防接種は通常打つのは控えます。
37.5度未満は、ケースバイケースですが、他に目立った症状がなければ打つことが多いです。
それらは現場判断によりますので、見る先生によって多少の違いはあります。
- 『明らかな発熱』は予防接種を中止する必要がある
- 『明らかな発熱』とは、通常37.5度以上を指す
予防接種に関するQ&A集 2019(一般社団法人 日本ワクチン産業協会)
体温は病院での計測
自宅での体温は、自己申告になってしまいますので、病院での体温測定を参考にしています。
かぜひいてからどのくらい経てば打って良い?
カゼ症状が治ってから、1週間経てば打って良いです。
カゼ症状治癒後、2週間頃が目安ともされていますが、最短では1週間と考えられる事が多いです。
医師ごとに微妙に判断が異なりますので、担当医の先生に確認しましょう。
治癒後1~2週間ほどがおよその目安になります
予防接種に関するQ&A集 2019(一般社団法人 日本ワクチン産業協会)
『調子がちょっとわるい時』に予防接種をする場合、気を付けること
本調子ではない時は、針を刺す刺激で、気分不良・めまい・吐き気・失神、が起こりやすいです。
特に失神して頭をぶってしまうと大変です。
失神は、針を刺す刺激で、全身の血管が開いてしまうことで、一時的に脳に血液がいかなくなってしまう事で起こります。
失神はあらかじめ水分摂取をすることで予防できます。
本調子でない場合は、ワクチンの接種日を変更できればベストですが、忙しい方も多くて、なかなかそういうわけにもいかないと思います。
『少し調子が悪いけど、今日しか予防接種を打てない』という場合は、せめて水分をしっかり摂ってから接種に望みましょう。
日本赤十字社より、穿刺後に気分不良、吐き気、めまい、失神等が0.9%、失神に伴う転倒が0.008%起こったと報告あり
日本赤十字社HP 2019
注射をした後に、『軽く押さえてくださいね』や、『もまないようにしてくださいね』などいろいろな声かけがあります。 中でも混乱を招きがちなのは、『もむ』のか、『もまない』のか、です。 予防接種後は、『もまない』が正解 […]
インフルエンザワクチンは、5ヶ月もつため、10月に接種してOKです。 11月まで待ってから接種する必要はありません。 ワクチン接種の予防効果の継続期間は5か月 現在のインフルエンザワクチンの予防効果は、2週間か[…]
インフルエンザワクチンは、毎年、全国的に在庫が若干少ないのが実情です。 3歳から13歳は2回接種しますので、在庫がなくなるスピードも倍になります。 中には打てなかった人も出てきます。 ですので、場合によっては、『インフルエ[…]