【大切な人を守るために】コロナとインフルエンザの検査はどちらを優先?

現在、新型コロナウィルス(COVID-19)とインフルエンザの検査は、両方同時にやるべきとされています。

2020年冬から2021年にかけて、自分や家族が発熱した場合は、コロナかインフルエンザか、検査するまではわかりません。

現在は、主な感染経路は、家庭内感染とも言われています。

厚労省からは、感染拡大を防ぐためにも、コロナとインフルエンザの同時検査が推奨されています。

 

結論:コロナ(COVID-19)とインフルエンザの検査を同時に行うことを推奨

現在は、インフルエンザ流行期に発熱した場合は、新型コロナウィルス検査と、インフルエンザ検査を同時に行うことが望ましいとされています。

インフルエンザが強く疑われる場合を除いて、可及的に季節性インフルエンザとCOVID-19の両方の検査を行うことを推奨

厚労省新型コロナウィルス感染対策推進部 事務連絡(令和2年10月2日)

インフルエンザの検査は、鼻咽頭ぬぐい液による抗原検査が主流です。

新型コロナウィルス検査は、主に、鼻咽頭ぬぐい液による抗原検査とPCR検査に加えて、唾液によるPCR検査が多いです。

最近では、鼻咽頭ぬぐい液検査での感染拡大への懸念から、鼻腔ぬぐい液検査も追加されました。

鼻咽頭ぬぐい液検査とは、『鼻の穴へ綿棒を入れる検査』です。

 

新型コロナウィルス(COVID-19)の検査方法

新型コロナウィルス(COVID-19)の検査
検査種類 PCR検査 抗原検査(定性)
検体 鼻腔 唾液 鼻腔
発症9日以内
発症10日目以降 ×
無症状者 × ×

COVID-19病原体検査の指針(第2版)より改変

唾液PCR検査は、発症から10日目以降の方には推奨されていません。

また、無症状者に対しては、鼻腔の検査は、PCRも抗原検査も推奨されていません

しかし、無症状の方には、唾液PCR検査は適応となります

  • 無症状の濃厚接触者には、唾液PCR検査を行う

 

抗原検査の結果とPCR検査の結果は必ずしも一致しない

  • 抗原検査よりも、PCR検査の方が、信頼性が高い

抗原検査よりも、PCR検査の方が、信頼性が高い検査となります。

検査キット毎に差はありますが、抗原検査キットの結果とPCR検査の結果の一致率は、全体として約6割程度と言われています。

唾液(だえき)検査の注意点

唾液検査をうがい直後に行うと、ウィルスが検出できなくなる場合があります。

10分から30分程度は、うがいをせずに検査した方が質の良い検査ができます。

飲食や歯磨き、うがいの直後はの唾液採取は、ウィルスの検出に影響を与える可能性があり、避けるべきである.

最低10分以上、できれば30分ほど空けることが望ましい。

COVID-19病原体検査の指針(第2版)

 

インフルエンザの検査方法

インフルエンザの検査
検査種類 抗原検査(定性)
検体 鼻腔ぬぐい液 鼻かみ液

COVID-19病原体検査の指針(第2版)より改変

日常的に、医療機関で行われるインフルエンザの検査は、『鼻咽頭ぬぐい液による抗原検査(定性)』です。

2020年より、検体採取の方法が見直され、『鼻咽頭ぬぐい液』から、『鼻腔ぬぐい液』と『鼻かみ液』が追加されています

 

鼻から綿棒を入れる検査は2種類ある

『鼻から綿棒を入れる検査』には、深さによって、鼻咽頭(び・いんとう)ぬぐい液と、鼻腔(びくう)ぬぐい液があります。

  • 鼻咽頭ぬぐい液・・・鼻から綿棒を深く入れる
  • 鼻腔ぬぐい液・・・鼻から綿棒を深く入れる

鼻咽頭ぬぐい液は、感染拡大の面からはややリスクあり

鼻咽頭ぬぐい液の方が、信頼性が高い検査である反面、検査の時に、くしゃみが出るため、感染拡大のおそれがあると言われています。

初診時には、コロナかインフルエンザかわからないため、インフルエンザの鼻咽頭ぬぐい液検査でも、検査行為自体が感染拡大の観点からはリスクがないとは言えません。

鼻咽頭ぬぐい液の検査

鼻から綿棒を入れて、喉の奥の検体を採取する検査です。

綿棒を挿入する深さは、成人では約10センチ、小児では約5センチ程度が目安です。

鼻腔ぬぐい液の検査

鼻から綿棒を約2センチ入れて、鼻の手前の方から検体を採取する検査です。

挿入後にスワブ(綿棒)を5回程度回転させ、十分に湿らせる方が良いです。

鼻腔ぬぐい液は、検出感度は鼻咽頭ぬぐい液と比較するとやや低いとの報告があり、引き続き検討が必要であるものの、実用性と医療者の感染予防の面から有用な検査である

COVID-19病原体検査の指針(第2版)

 

 

濃厚接触者への検査はどれが良い?

『濃厚接触者が現在感染しているか?』を調べる場合、PCR検査が良いです。

PCR検査以外は検査の意義は低いと思われます。

特に、抗原検査は検査の意義が乏しいとされています。

抗原定性検査は、(濃厚接触のあった)無症状者への検査は適さない

COVID-19病原体検査の指針(第2版)

また、一般に無症状者に対するPCR検査は自費診療となります。

 

コロナ検査は、検査時間が短縮された

  • PCR検査は、約1日で結果が出る

現在、コロナ検査は、PCR検査であっても、1日程度で検査結果が出ます。

抗原検査であれば、数十分で検査結果が出ます。

以前のPCR検査は、半日程度を要していました。

  • リアルタイムPCR・・2~4時間
  • LAMP法・・1時間
  • 抗原定性・・40分

COVID-19病原体検査の指針(第2版)

 

抗体検査の意義

  • 抗体検査では『今、感染しているかどうか?』はわからない

抗体検査は、『過去に感染した事があるかどうかを調べる検査』です。

抗体検査は『現在、感染しているかどうか?』については調べられません

『現在、COVID-19に感染にしているかどうか?』を調べる検査は、PCR検査と抗原検査のみです。

抗体検査はウィルスを検出する検査ではなく、ウィルスに対する抗体の有無を調べる検査である.

抗体検査が陽性となる時期は症状出現後、1~3週間経ってから陽性となることが知られている.

COVID-19病原体検査の指針(第2版)

 

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