目の症状が出た時に、脳神経が原因のことがあります。
眼科の先生と協力しながら検査を進めることとなります。
目が見にくい時に行う検査
- 脳MRI
- 血液検査(視神経脊髄炎)
- 心電図
『目が見にくい』『突然視力が低下した』という時に行う検査は、脳のMRIと血液検査です。
脳に血流が少なくなって、『脳梗塞(のうこうそく)』や、その手前の状態の『一過性脳虚血発作(いっかせい・のう・きょけつほっさ)』が起こってないかを検索します。
脳のMRIで異常がなくても、心臓に不整脈がある場合は、一時的に目が見えにくくなることがあります。
24時間の心電図や、2週間の心電図で引っかからない場合は、埋込み型心電図(リビールリンク:Reveal LINQ)を左胸の皮下に埋め込みます。
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視力低下を精査する血液検査│医師向け内容
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- 抗アクアポリン4抗体
- 抗核抗体
- 抗DNA抗体
- ANCA(PR3・MPO)
- IgG, IgA, IgM
視神経脊髄炎、血管炎、膠原病、のスクリーニングを実施します。
ものが二重に見える時に行う検査
- 脳MRI
- 血液検査(重症筋無力症・糖尿病)
外してはいけない病気は、脳腫瘍・眼の奥の腫瘍(眼窩内腫瘍)・重症筋無力症・糖尿病、です。
ただ、脳の中にガン細胞が散らばっている『がん性髄膜炎』は、造影MRIを撮影しないとわからないこともあります。
ものが二重に見えるときは、脳腫瘍の除外・眼の腫瘍・免疫疾患の除外が必要です。 ものが二重に見える原因 目を動かす神経の麻痺 目の中に何かある 免疫の病気がある ものが二重に見[…]
眼が飛び出る時に行う検査
- 脳MRI
- 血液検査(甲状腺)
外してはいけない病気は、脳腫瘍・眼の奥の腫瘍(眼窩内腫瘍)・甲状腺の病気・白血病・悪性リンパ腫、です。
『目が飛び出る病気』の原因で、1番多いものはバセドウ病です。 『目が飛び出る病気』で1番多いものは、バセドウ病です バセドウ病で目が飛び出たまま放置しておくと、そのまま失明してしまうことがあります。 ですので、きちんと診断をつけて[…]