性病には、主に、梅毒・クラミジア・淋菌・エイズ・B型肝炎・C型肝炎、があります。
梅毒は、都内を中心に、日本国内でも急速に感染が拡大しています。
いずれの性感染症も治療が必要です。
エイズ以外は、基本的に治癒します。
エイズさえ感染しなければ、命に関わることは少ないです。
きちんと検査を受けて治療するようにしましょう。
性病検査と診断治療
性病の種類 | 潜伏期 | 検査 | 症状 | 治療 |
梅毒 | 3-6週間 | 血液 | 性器のできもの 皮膚に赤いブツブツ |
飲み薬8週間で 完治 |
クラミジア | 1-3週間 | 尿PCR | 男性:尿道炎 女性:下腹部痛 |
飲み薬1回で 完治 |
淋病 | 1週間 | 尿PCR | 男性:排尿痛 女性:膣分泌物↑ |
点滴1回で 完治 |
エイズ | 2-6週間 | 血液 | かぜ症状 | HIV飲み薬 永続的に継続 |
梅毒の診断治療│8週間で完治
血液検査で TPHA と RPR を計測し、診断します。
いずれも陰性なら、梅毒に1度もかかっていません。
TPHAが陽性なら、1回は梅毒にかかっています。
RPRが陽性なら、治療をする必要があります。
治療は、アモキシシリン 1500mg を8週間 内服で完治します。
RPRで治療継続するべきか判定
RPR 16倍以上のときは、治療が不十分で治療を継続しなければいけません。
RPR 8以下のときは、治療終了(完治)と判定します。
- 梅毒PCR検査は、まだ保険適応外
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梅毒のPCR検査は、まだ研究段階です
現状は、TP抗体と、RPR の2つで診断をします
梅毒のPCR検査は、現在、専門家が研究している段階です。
ですので、クリニック・医療機関では、TP抗体(梅毒トレポネーマ抗体)と、RPRのみ計測ができます。
さらに、診断には病歴の確認が必要です。
結局、治療は、アモキシシリンを1-2ヶ月内服するだけなので、PCR検査が絶対必要という対象の人はあまりいません。
クラミジア│1日の治療で完治
尿検査で診断できます。
治療は1日で終了し、完治します。
薬が効きにくいタイプのクラミジアだと完治せず、再治療となります。
淋病│1日の治療で完治
尿検査で診断できます。
治療は1日で終了し、完治します。
薬が効きにくいタイプの淋病だと完治せず、再治療となります。